トロッコ列車 奥出雲おろち号

先日、JR木次線のトロッコ列車 奥出雲おろち号が列車の老朽化の為、2023年度を最後に運行を終了すると発表された。

私にとって、奥出雲おろち号の終了は、とても寂しく、心が痛む出来事だ。

10数年前、私がデザインの教員だった頃、木次駅の壁に壁画を描くため、学生たちにおろちの絵を描かせ、近隣の住民の方達に投票していだだき、1位となった絵を真夏の灼熱の中、学生たちみんなで大きく描いたことは、今も鮮明に記憶に残っている。

私がトロッコ列車の15周年記念に列車のエンブレムの制作を仰せつかり、デザインしたものが一年の間、トロッコ列車に取り付けられ走ったのも、ついこの間のことのように思い出される出来事だ。

「このトロッコ列車は、日本で2番目に人気がある」と、木次駅の当時の駅長さんが誇らしげに私に話をしてくださった。

そんな思い出が、くるくると過去と記憶の間を巡っていく。

トロッコ列車 おろち号よ!

最後まで、人々の夢を運んで走ってほしい!!!

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