創る
珈琲パッケージを、手書きで書いている。
実に、手間がかかる作業だ。
一つ一つに、「手作り感を出したかった」のと、「こんな事をしているのは、なかなかいない」という事に加え、「希少価値と捉える方もおられるだろう!」そういった意味もある。
時間の浪費と捉える方もおられる。
「印刷や、シールにしてしまえば楽だろうに、早くそうしたら?」という方。
「これがいいのよ!差し上げた時に、印象が違うわよ!」
賛否両論である。
私は、この評価でいいのだと思う。
このパッケージ一つから、小さな話題が生まれ出て、珈琲豆へと繋がる心理の導線を、イメージしているからだ。
もうさほど遮二無二、豆を大量生産していくという感覚は無く、欲しいのはお客様の「少しの驚きと期待、おいしいの一言」なのかもしれない。
今夜も、時計の秒針音しか聞こえないSWING Caf’eで、夜な夜な筆を走らせている。