営む
日々の生活は、ここ山陰は安らかだと思える。
1分1秒を競うように、忙殺され動いていた都会の生活と比較するとだ。
ただ、どちらかが正解という感覚も私は持たない。
人それぞれ望んだ生活、生き方があると思うからだ。
毎日のように、水鳥や小型船で、漁をする様子を見ながら、いまの私は心穏やかになれる。
かと言って、若い頃その風景に、ただただ満足したか?と問われれば、それも違う。
ゼネレーションや、それぞれの育った環境、価値の置き所によって、変わるであろうからである。
今、私はこの生活に充足を覚えている。
現在の私が、今の環境を良しとしているからである。